戦火の馬

 主演 ジェレミー・アーヴァイン
 
アルバート(ジェミリー・アーヴァイン)と思い出深い時間を過ごした愛馬のサラブレッド、ジョーイは、第一次大戦という時代の流れのために戦場に駆り出される。年齢の関係でまだ戦場には行けないアルバートは、ジョーイと切なく別れる。
 
その後、ジョーイのことを強く想うアルバートとは別に、ジョーイは様々な出会いを重ねていく。ときに騎兵隊の馬として軍人を乗せ、ときに少女を乗せ、ときには砲台を引く。
 
状況は転々とするものの、ジョーイに出会った人は必ず感情を揺さぶられていく。ジョーイの前では敵味方も関係ない、まさに奇跡の馬として戦場を駆け回る。
 
見ているこっちもうるっとする場面は何度もくる映画。
 
 
 

誰も知らない

主演 柳楽優弥
 
 巣鴨子供置き去り事件を元にしたノンフィクション映画。母親に育児放棄された戸籍もない子供たちの子供だけの生活を淡々と描いている。戸籍のない子供たち、子どもだけで生きるということ、大人の無関心など様々な問題について考えさせられる。重い映画で気分が暗くなるが、見るべき価値はある名作。
 
柳楽優弥の幼くして重すぎる責任を負わされた少年のリアルで真に迫った演技、YOUの無責任母親の演技、妹たちの世間知らずの演技など演技は日本映画のなかでハイクオリティ。それだけでも楽しめる。
 
 
 

ヤング・ゼネレーション

主演 デニス・クリストファー
 
スタンドバイミーの青年版、といったところ。ベタ過ぎる青春映画だがそこがいい。主人公と友人たちのそれぞれの若者らしい性格や考えが魅力。主人公のデイヴは自転車にかける情熱がハンパなく、自転車なら右に出るものがいない。自転車以外取り柄がない(笑)が、純粋で素直な性格の彼がまっすぐに夢と向き合う姿は本当にかっこいい。爽快なさっぱりとする映画。みた後はこころが汗を流して洗われるような感覚に・・・。
 
 
 

言の葉の庭

主演 入野自由
 
高校生で靴職人を目指すのタカオは雨の日は午前中をサボることにしている。ある日、庭園でいつものように靴のデザインを考えていると、朝からチョコレートをつまみにビールを飲んでいる変わった女性と出会い、二人は不思議と会うことを楽しみにするようになり・・・。風景がとても綺麗。そして、日本のアニメのなかで「芸術性」を求めている方の作品だと思う。
 
何より雨の日をここまで美しく描けることに感動を覚える。
 
後半の盛り上がりで、きっと涙がこぼれる。ちょっと切ない青春の1ページ。46分しかない短いアニメ映画。時間が空いたら見てみよう。
 
 
 

ブラック・スワン

主演 ナタリー・ポートマン
 
 ナタリー・ポートマン演じるニナはバレエに人生を捧げプリマを目指している。『白鳥の湖』でプリマの候補に上がるも、白鳥だけでなく邪悪で官能的な黒鳥も演じなければならず、几帳面で真面目なタイプの彼女には向いていない。黒鳥のほうも演じるには、新人でライバルのリリーの方が向いている。監督はニナには性的な魅力、情熱などが欠けていると責め、ニナは精神的に疲れていく。そして被害妄想、幻覚に悩まされるようになる。彼女は監督の求めるような演技と引き換えに自身を崩壊させていく…。
 
日本ではR15指定作品になるなど、この作品はスリリングでホラー要素があり、官能的でもある。この映画を作るときにダーレン・アロノフスキー監督は精神的に追い詰められる主人公ニナ役を演じるナタリー・ポートマンが、よりリアルで真に迫った演技ができるようスタッフや他の役者に「彼女に冷たく接するように」なんて悪魔のような指示を出していたとか。
 
 
 

ヘヴン

主演 ケイト・ブランシェット
 
 イタリアで英語教師をしていたフィリッパは、殺された生徒や夫の復讐のため時限爆弾をビルに仕掛けるが、誤って罪の無い人を殺してしまう。逮捕され、取り調べの通訳をした男性と恋に落ち、脱獄を企て…と、ストーリーは現実味が無いと言われればその通りと言わざるをえないが、見ていると話に入り込みそれが気にならない。フィリッパは罪の意識をぬぐう為ボウズ頭にするが、演じる女優のケイト・ブランシェットの飾らない美しさに溜息が漏れる。映像の撮り方が一瞬一瞬絵になる撮り方をしていて、きっと感動する場面に出会う。
 
 
 

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

主演 ジョン・ファヴロー
 
三ツ星シェフのカールは、オーナーと対立してしまい料理長をやめてしまう。次の仕事を探すまでの期間おざなりにしていた息子パーシーと元妻とマイアミに行く。彼はそこでキューバサンドイッチを食べ、あまりの美味しさに自分もキューバサンドをフードトラックで販売することにする。
 
オンボロトラックを買い、改装し、早速マイアミからロサンゼルスの家まで移動販売を始める。カールに憧れる息子のパーシーも加わり、愉快で幸せな旅の時間が始まる。
 
美味しい食べ物、親子愛、友情など心が温かくなる映画。何か食べながら見ると◎。幸せの涙がほろり。
 
 
 

きっとうまくいく

主演 アーミル・カーン
 
大学の工学部で学ぶランチョーとその周りの友情が軸となって物語が進行していく。ランチョーが上から押し付けがましくなく、生きるとは、学ぶとはどういうものなのか、友人たちに説いていく。インド特有の男尊女卑、狭い価値観での学び方、貧富の問題などに問いを投げかけているともみることができる。感情の起伏が激しく「みんなよく泣くなー」と思いつつ、つい見ている方も涙を流してしまうような、感動と元気を与えてくれる良作。170分と長い映画だが(インド映画では普通らしい)、きっと物語に引き込まれてそんなことは忘れてしまう。陽気な音楽と踊りに合わせ、独特の世界があなたを待っている。
 
 
 

プラダを着た悪魔

主演 メリル・ストリープ
 
主人公のアンドレア(アン・ハサウェイ)の成長ストーリー。大手ファッション出版業界で、編集長であるミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントにつくことになったアンドレア。そのポジションはミランダのペットの世話から朝のコーヒーまで非常に過酷だ。そういったものに立ち向かって成長していくアンドレアだが、彼女自身の悪魔との葛藤の末…。
 
仕事や世の中の不条理の中で人が染まっていく様子が描かれている。元気が出るとはちょっと違うかもしれないが、ふとした瞬間に自分と重ね合わせてしまう人もいるだろう。自分とは何なのか?何のためにここにいるのか?そういったものを考えさせてくれる映画だ。単純にファッションだけみていてもおもしろいし、すっぴん(メイク)のメリル・ストリープを見てドキっとしたのは僕だけじゃないはずだ。背中を押してもらえる名作。
 
 
 

天使にラブソングを

主演 ウービー・ゴールドバーグ
 
殺人現場を目撃してしまい、命を狙われることになったクラブ歌手のデロリスは、カトリック系の聖キャサリン修道院で匿われることになる。シスターとして振舞うことを余儀なくされ、堅苦しさを感じるデロリスだったが、修道院の指揮者を任され、下手な聖歌隊を鍛え上げていくことにする。彼女の本領が発揮され、退屈な聖歌にアレンジを加え、派手なパフォーマンスも取り入れ、聖歌隊はみるみる聞く人を引き付けるようになっていく。デロリスは歌を通してシスターたちとも友情を育み、修道院の皆は彼女を必要とするようになり…。
 
美しい歌声に感動し、楽しい歌声に気づいたら身体を揺すっているだろう。
 
 
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