ジョブカード、公共職業訓練、地域若者サポートステーション(サポステ)とは

就職や転職をしようと思ったときに利用できる公的な機関、サービスは色々あります。

一番代表的なものはハローワークです。皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。ハローワークで求人検索は可能なのですが、他にはどんなサービスが利用できるかご存知でしょうか?

 

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とても重要な3つの機関、サービスについてご紹介したいと思います。

 

その3つの機関、サービスとは、こちらです。
①ジョブ・カード
②公共職業訓練
③地域若者サポートステーション(サポステ)

 

ジョブ・カードとは

個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進することを目的として、ジョブ・カードを「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」のツールとして、キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと、求職活動、職業能力開発などの各場面において活用する制度です。

ジョブ・カード

 

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(※1)キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
ジョブ・カードの作成支援は、キャリアコンサルタントやジョブ・カード作成アドバイザーが行います。

(※2)ジョブ・カード作成アドバイザーとは、ジョブ・カードの書き方を熟知し、ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングなどジョブ・カード作成の支援を実施することができる方のことです。

 

ジョブ・カードの主な活用

①生涯を通じたキャリア・プランニング

運動をする前に準備体操が必要なのと同じで、キャリアプランを考える前にも事前準備が必要です。その事前準備とは自分のこれまでの履歴や職業経験について整理をすることです。

この事前準備から助力を得ることができます。

そして、事前準備ができた後、今後の職業や生活をどう設計すればいいのか、どんな選択肢があるのかその選択を選ぶためにはどんな練習や訓練が必要なのか、などを考えることができます。

 

②職業能力証明

自分のこれまでの履歴や職業経験について整理したことを情報としてまとめて、求職活動の際の応募書類や、キャリアコンサルティングの際の資料等として活用します。

見える化をすることで自分自身の理解も深まりますし、第三者が見た時にもあなたの能力について理解し易くなります。

 

主な対象

フリーター等の正社員経験が少ない方

 

利用方法

①PCの場合

ジョブ・カード作成支援ソフトウェア

 

②スマートフォンの場合

スマートフォン版ジョブ・カード作成支援アプリ

 

いずれの場合も、下記ページに使い方とダウンロード方法が記載されていますので内容をよく読んでご利用ください。

ジョブ・カード作成支援ソフトウェア

 

悩んでいる、聞きたいことがある、そんな時にはキャリアコンサルティングを受けることができます

利用したいと思った方が利用できるサービスですので、必須ではありません

逆に言うと、自分から相談するアクションをしなければ助力は得られませんので、積極的に活用してみましょう。利用料金は基本無料ですのでご安心ください。

 

キャリアコンサルティングを受けてみる

 

ここまで見ていただいてお気付きかも知れませんが、ジョブ・カードを利用した取り組みは基本的にあなた自身が主体的に取り組む活動になります。

もし、自分自身が前に進むのにもう少し後押しが欲しい、次の一歩のためのフォローをもらいたい場合には、公共職業訓練地域若者サポートステーション(サポステ)のサービスを利用しましょう!!

 

 

公共職業訓練とは

主に雇用保険受給者の方を対象に、再就職に必要な技能及び知識を習得するための「公共職業訓練(離職者訓練)」を無料(テキスト代等は自己負担)で実施しています。
また、在職労働者や高等学校卒業者の方などを対象とした高度な技能及び知識を習得するための「公共職業訓練(在職者訓練、学卒者訓練)」も実施しています(原則、有料)。

公共職業訓練

 

対象別で有料/無料も異なりますので、公共職業訓練 イコール 離職者訓練といっても過言ではありません。

 

公共職業訓練の主な活用

職業に応じたスキルを身に着けるために、特定の訓練を受けることでその職業への就職を目指すことになります。ですので、ある程度あなたの進みたい方向性が決まっていて、ただ経験やスキル面で自信が持てないからトレーニングをしてから就職をしたい、そんな時に積極的に活用をしてもらいたいサービスです。

 

主な対象

離職者訓練は、ハローワークの求職者を対象に、職業相談等を通じて受講が必要である場合に、 再就職の実現に当たって必要な訓練を実施しています。

①適職に就くために必要であると認められ

②職業訓練を受けるために必要な能力等を有する

と公職業安定所長が判断した方に対して、受講をあっせんしています。

ですので、離職者訓練を受けるためには事前準備としてハローワークへの登録が必要です。

 

また、在職者訓練と学卒者訓練は、公共職業能力開発施設で直接、受講申込みが可能です。

 

図解をしたものがこちらです。

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利用方法

離職者訓練は、ハローワークへの登録をしてください。

そして、その場で相談もできますがインターネットでどんな訓練があるのかを検索することができます。

公共職業訓練コースの検索

 

たくさんあってすぐには決められないと思いますので、ハローワークへの相談の前に自分で前もって調べておくことで訓練受講の手続きがスムーズになるかもしれません。

 

未経験の職業への第一歩

やったことのない仕事は誰でも不安です。初めからできる人なんて誰もいません。

また、仕事に限らすやってみると「あれ? なんか思っていたのと違うな・・・」なんて経験ありませんでしたか。

だからと言って、数か月で辞めてまた違う仕事へ、、、と言うのも大変です。

 

そんな不安の解消や未経験の職業への第一歩として利用してみるのはいかがでしょうか。

 

でも、

「働きたいけど、どうしたらよいのかわからない・・・」

「働きたいけど、自信が持てず一歩を踏み出せない・・・」

「働きたいけど、コミュニケーションが苦手で・・・不安」

「働きたいけど、人間関係のつまずきで退職後、ブランクが長くなってしまった・・・」

そんな不安でなかなかアクションに移せないのであれば、地域若者サポートステーション(サポステ)を利用してみませんか。

 

 

地域若者サポートステーション(サポステ)

働くことに悩みを抱えている15歳~39歳までの若者に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っています。

サポステは、厚生労働省が委託した全国の若者支援の実績やノウハウのあるNPO法人、株式会社などが実施しています。

 

地域若者サポートステーション(サポステ)の主な活用

「働きたいけど、どうしたらよいのかわからない・・・」

「働きたいけど、自信が持てず一歩を踏み出せない・・・」

「働きたいけど、人間関係のつまずきで退職後、ブランクが長くなってしまった・・・」

この様なことを個別で相談することができます。

あなた一人で悩むのではなく、一緒になって考えてくれる人がいますので安心して相談してください。

 

また、特定の職業におけるスキルではなくコミュニケーションに苦手を感じている場合、コミュニケーション向上のトレーニングなども受けることができます。

 

就職活動そのものであったり、特定の職業に必要なスキルの訓練の前に、社会で働くに向けての準備をするために活用してみてください。

 

主な対象

15 歳から 39 歳であり、仕事に就いておらず、家事も通学 もしていない者のうち、就職に向けた取組みへの意欲が認められ、ハローワークにおいても就職を目標にし得ると判断した者及びその家族が、サポステの支援を受けることができます。

 

ここで注目なのが、本人及びその家族が支援を受けることができるという点です。

 

つまり、社会に向けて就職に向けの不安を本人だけではなくて家族としてどう取り組めばいいのかという点についても相談ができます。

「子は、親の影響を受ける」と言うのは昔から言われています。もし、親が成長をすることで子供の成長に有効であるならば、まずは親から成長してみませんか?

 

利用方法

利用のためにはハローワークでの登録が必要となりますが、最初の相談はサポステでもハローワークでもどちらでも大丈夫です。

最初の相談を経て、サポステでの支援が適切だよねとお互いに同意が得た上でサポステの利用が開始となります。

 

最寄りのサポステがどこにあるのかは、サポステネットでご確認ください。

サポステネットとは

 

サポステによる支援と利用者のイメージ

まだ、サポステがどんなものかよく分からない。

サポステのイメージが分からない。

 

そんな場合は、こちらの図解をご覧ください。

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サポステ利用時の注意点

地域若者サポートステーション(サポステ)は、厚生労働省が事業主体となっています。

しかし、厚生労働省はサポステに仕事をあっせんする権限を与えていません。

 

そのため、サポステの利用者が様々なトレーニングを経て就職に向かう段階に移ろうとなった場合に、サポステ内でそのサービスを受けることができるのではなく、ハローワークで職業紹介を受けることになります。

 

ですので、もしサポステの支援を受けることで将来的に就職までフォローアップをしてもらえると思っていた場合、サポステに対して不満を感じてしまうかもしれません。

 

サポステが悪いのではなくて、厚生労働省が役割分担を決めてしまったのです。

 

ですので、改めて書きますが就職活動そのものであったり、特定の職業に必要なスキルの訓練の前に、社会で働くに向けての準備をするための活用の場なのだと考えておいてくださいね。

 

 

最後に

①ジョブ・カード
②公共職業訓練
③地域若者サポートステーション(サポステ)

という3つの機関、サービスについて大まかに説明させていただきました。

 

また、「仕事に対する自信、意欲」と「職業に対する能力」について、本当に大まかな表現ではありますがどのサービスが向いているのかを図で表したものがこちらになります。

あくまで、『大まかに表現したら』ですので、参考程度にご覧ください。

 

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最初から何でもできる人なんて、この世にはいません。

頼って良いんです。力を貸してもらって良いんです。

もし、頼ったり力を貸してもらうことが申し訳ないんじゃないかとか、迷惑なんじゃないかとか思っているのであれば、そんなことはありません。

誰もが色々な人の助力を得ることで、新しい一歩を踏み出しているのです。

 

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次の一歩を踏み出す番は、あなたです。