気象庁によると、台風18号から変わった温帯低気圧の影響で、関東や東北を中心に湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になり、関東には南から帯状に発達した雨雲がかかり続け広い範囲で雨が強まっています。
 
 

 

関東降水量
栃木県では24時間の雨量が多いところで350ミリを超え、降り始めからの雨量が400ミリを超えるなど、50年に1度の記録的な大雨となっている地域がありました。
 
 

 

 
気象庁は、土砂災害や川の氾濫などに厳重に警戒するよう呼びかけました。
 
 

 

 
これまでに降った雨で、土砂災害の危険性が非常に高くなり、山形県、福島県、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、それに香川県には「土砂災害警戒情報」が発表されている地域がありました。
 
 

 

 
また、関東などでは各地で川が増水していて、栃木県と茨城県、それに埼玉県では、氾濫の危険性が高まっているところがありました。
 
 

 

 
 
 

集中豪雨のキーワードは線状降水帯

 
栃木、茨城、宮城県を中心に、なぜ、これほどの大雨になったのでしょうか?
 
 

 

 
今回、台風18号から変わった低気圧に向かって、南から暖かくて湿った空気が大量に流れ込みました。
 
 

 

 
また、日本の東側に位置する台風17号からの風も流れ込み、 低気圧に向かって入る湿った空気が、台風17号の影響で東に抜けられなくなったため、 二つの空気の流れが関東地方上空でぶつかる形となりました。
 
 

 

 
線状降水帯
 
この結果、関東から東北にかけて雨雲が帯状に伸びる形となり、強い雨が連続する「線状降水帯」が発生しました。 気象庁は、降水量の多さについて「異常な事態」との認識を示しています。
 
 

 

 
今回の低気圧は、蛇行する偏西風の流れに乗り損ね、動きが非常に遅くなったことも雨が降り続いたことに影響しています。
 
 

 

 
『集中豪雨』とは、線状の降水帯が数時間停滞することで、大雨が集中して降水することです。 その降水の帯は、50~300km × 20~50km 程の幅と長さで、梅雨時期や秋雨の9月頃に見られるもので、 『線状降水帯(せんじょうこうすいたい)』といいます。